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6月8日(水) またまた前駆陣痛 
詳しくは忘れてしまったが、本によると、夜は昼間働いていた交感神経に代わり、副交感神経がよく働くので、陣痛が起きやすいのだとか。

そのせいか知らないけど、ここ最近、寝付く前に前駆陣痛がやってくる事が多いので今日もドキドキしながらベッドに入る・・・ん、今日は大丈夫そう!

と、ホッとして寝たのは良かった・・・が、やってきましたよ、奴は!夜中の3時に。

痛みで目が覚め、呼吸がちょっと荒くなったので、旦那様もそれに気付いて起きた。

彼:「どうしたの?」(←って理由は1つしかないわよ!と内心ツッコむ私)

私:「お腹が痛いの」

彼:「ふ〜ん・・」

あまりに毎日繰り返される会話のせいか、いまいち反応に乏しい旦那様。私も、ちょっと我慢すればやりすごせるだろうと、特に大騒ぎすることもなく時が経つのを待つ。

だけど、痛みは治まるどころかますます酷くなるばかり。前駆陣痛でも普通の陣痛でも、とにかく最初は30秒程度の痛みだと聞いていたけれど、既に1分以上は続いている。それとも、痛みで時間が長く感じられるだけなのか。

最初は下痢のような腹痛だったのに加えて、下腹部の痛み、骨盤を押されるような痛み、恥骨も痛み、痛みに耐えている背筋は力の入れ過ぎでピクピクしてくる。汗が吹き出て、全身びっしょり。

習った呼吸法、痛み逃し、骨盤をやわらかくする口の形・・・思い付くままに試してみるものの、痛みの不意打ちに理性が追い付かず、にっちもさっちもいかない。形勢の立て直しがきかない。

「お腹のどこが痛いの?」と旦那様の手がのびてくる。

ぐわぁ〜〜、痛いんじゃ、そこは触らんといてっっっっ!!!

こんなことなら無痛分娩の希望をすればよかった。本当の陣痛はこれが10時間以上続くんだなぁ、いや、痛みはこんなもんじゃないはず。最後なんて「死ぬかと思った」って言うもんなぁ。とってもじゃないけど、耐えられない!!

などとネガティブな思考がうずまき、呼吸法もあきらめ、とにかく唸ることにした。

私:「う”〜・・(痛い・・・)」

「クゥ〜」



私:「あ”〜・・・」

「クゥ〜・・・」

『クゥ〜』!?

ふと後ろを見ると、私の布団の上で、トドのように寝ているカジ(オス猫)が寝息を立てていた。「クゥ〜・・・」

いつもだったら「かわいい♪」と思うのに、この日ばかりは軽い殺意を覚える。

そんなこんなで、気が付いたら痛みが引いていた。自分としては10分程度の感覚だけど、実際は5分ほどだったかもしれない。とにかく、痛みが引くと「さっきのは何だったんだろう?」と思うくらい記憶がない。恐るべし、脳内ホルモン!ただし、汗のせいでのどはカラカラ、身体はグッタリ。

「あのさ〜」と旦那様が話しかけてくる。ハッ、彼の存在をすっかり忘れてたわ。

「僕、出産のときに君の役に立てるか不安になってきたよ」

いや、それは私も今回をもって身にしみたわ。痛みでどうにもならない時って周り全てのものが「わずわしい!(下品な言い方すると「うざい!(笑))」ということに。

本番は自分一人で耐えるから大丈夫。愛の証として出産に立ち会ってくれたらと思っていた私が間違っていたわ・・・などと思っていると、

「実は僕もお腹が痛い・・・」

!!!

旦那様、あーた、繊細すぎです。

by ciamemo | 2005-06-08 00:00 | 出産
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